前田は勝敗付かず 大谷、先制2ランも緊急降板 大谷、再び腕に異変 米大リーグ

レッズとのダブルヘッダー第1試合の1回、先制2ランを放つエンゼルスの大谷=23日、アナハイム(時事)

 【アナハイム時事】米大リーグは23日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はレッズとのダブルヘッダー第1試合に2番投手兼指名打者で先発し、一回の打席で先制の44号2ランを右越えに放った。投手としては一回を無失点に抑えたが、二回途中で緊急降板。三回には代打を送られた。球団は降板理由について、腕の疲労と発表した。

 ツインズの前田はブルワーズ戦に先発し、5回4安打3失点で勝敗は付かなかった。

 カブスの鈴木はタイガース戦に5番右翼で出て、3打数1安打。カブスは6―4で勝った。

 投打で上々のスタートを切ったエンゼルスの大谷が、まさかの緊急降板となった。一回表に2三振を奪って三者凡退に抑えると、その裏の打席ではライナーで右翼席に飛び込む豪快な先制2ラン。二回以降のさらなる活躍に本拠地の期待が高まっているところだった。

 二回1死一塁。6番打者に5球目を投げた直後にネビン監督とトレーナー、水原通訳がベンチを飛び出した。短い会話を終えると、大谷は険しい表情のまま、マウンドを後に。球団は降板理由について右腕の疲労と発表した。

 監督はレッズとのダブルヘッダー第1試合の後に取材に応じ、「どういう状態か確認している。彼は痛みはないと言っていた。2週間前と同じようなものだろう」と説明した。

 大谷は9日のジャイアンツ戦で10勝目を挙げた後、右腕の疲労を訴えて登板を一度回避。打者で出場を続ける一方、投球練習を控えて回復を優先させてきた。中13日で迎えた「復帰戦」だったが、試合序盤で再び異変を感じ、無念の降板になった。

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