苫小牧市の剣道道場至誠館の石川晄叶(緑陵中3年)が7月に千歳市で行われた第5回北海道中学生剣道選手権の個人戦で準優勝。9月に大阪府で開かれる第18回全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会の道代表に選ばれた。
大会には男子209人が出場し、3~4人ずつの予選リーグを展開。石川は危なげなく予選を通過し、70人の決勝トーナメントを勝ち上がった。
決勝では古くからのライバルと真剣勝負。「緊張感が解けて気が緩んだ」と、普段使い慣れていない「返し胴」を狙ったがカウンターで面を受けてしまった。「集中力を欠いたことが良くなかった」と振り返った。
兄の背中を追って幼稚園の時に競技を始めた。「基本が大切。土台となる足が鍛えられていないと手もついてこない」と週4回の練習に汗を流してきた。
指導する剣道歴40年の渡辺光敏さんは「小さい頃から運動神経が良く、強い心を持っている。全国でも自分の剣道で頑張ってほしい」と背中を押した。
全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会は団体戦。今回行われた道大会の上位5人で編成された道代表が挑む。石川は「自分の剣道に集中して一つずつ勝ち上がっていきたい」と闘志を燃やしていた。

















