労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団(本部・東京)が指定管理する苫小牧市大成児童センター(大成町)で、市が定める基準を満たさない不適正な人員配置が複数回あったことが市の調査で分かった。利用人数が多い時間帯に職員配置を手厚くするため、利用者が少ない時間帯を手薄にしたことが理由で、市には基準を満たしていたことを装う虚偽の報告も行っていた。市は17日、業務改善を指示した。
市は同センターの指定管理と合わせ、センター内に置く市の学童保育「放課後児童クラブ」も同事業団に業務委託している。
調査の対象期間は2022年4月~23年7月。市青少年課によると、児童センター、児童クラブ両方で不適正配置と虚偽の報告が確認されたという。市は時間帯によって2~5人の人員配置を定めているが、利用者数がピークとなる時間帯にスタッフの配置を手厚くしたため、利用の少ない朝や夕方以降、この基準を満たさない時間帯が複数回発生したという。
市は「子どもの安全を脅かす大きな問題」として、業務改善を指示。配置人員が是正されたことに加え、児童センターや児童クラブ事業の中断は利用児童への影響が大きいことから、チェック体制を強化することで現行の体制を継続することを決めた。
7月、同事業団が東京都内で受託していた児童館と学童クラブで職員数を水増しするなど虚偽の記載や報告を行っていたことが発覚。これを受け、同事業団が独自に内部調査したところ、大成児童センターでも配置人員について市に虚偽の記載や報告をしていたことが判明し、市が調査を行った。
市は29日、保護者向けの説明会を行う。同事業団は「二度とこうした事態を起こさないよう、第三者による調査委員会を立ち上げ、全容や原因の究明、再発防止策に取り組んでいく」と話している。
















