苫東に半導体関連産業進出 東京・テクノフレックス 来月にも用地取得へ

苫東に半導体関連産業進出 東京・テクノフレックス
来月にも用地取得へ

 半導体製造装置に使う真空機器や配管の製造などを展開する、テクノフレックス(東京)が26日までに、苫小牧東部産業地域(苫東地域)の臨空柏原地区に進出することが明らかになった。次世代半導体製造ラピダス(東京)の千歳進出を受け、グループの事業拠点を置く考えで、9月までに約7200平方メートルを取得する予定。苫小牧でラピダスの動きに呼応し、半導体関連産業が市内進出を表明するのは初めて。

 同社グループは、半導体製造装置に使用される真空機器の製造、真空配管の設置や加工など半導体関連事業を展開している。ラピダスの千歳進出で関連産業の成長が見込め、同社グループ事業はいずれも半導体工場の設備投資で需要が高まるとみられるため、道内に新たな事業拠点を設けることにしたという。

 同社は10日の取締役会で事業用地の取得を決め、株主などに対して周知しており、苫東地域について苫小牧港や新千歳空港への交通・流通アクセスに優れた点を説明している。柏原の工業団地内1区画(約7200平方メートル)の売買契約を9月にも結ぶ予定で、事業の詳細については今後詰める。

 広大な苫東地域はラピダス予定地からも近いとあり、今後も関連産業の集積が期待される。工業用地を分譲する株式会社苫東の辻泰弘社長は「苫東地域は港や空港に近く優位性も高いため、半導体関連企業からの引き合いは他にもある。今後もより具体的に動いていけば」と期待。苫小牧商工会議所の宮本知治会頭は「いよいよ動きだした」と歓迎しつつ「半導体への理解度はまだまだ低い。どんな動きが出てくるか注視したい」と強調している。

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