新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に引き下がり、苫小牧市民会館に音楽ライブが戻ってきた。当日には、公演するアイドルやロックバンドの関連商品を身に着けたファンの姿を会場周辺で見掛ける。
コロナ禍以前、ライブが目的の来苫者たちに、市内観光や地元店で飲食をするか聞いたことがある。多くは、そうしたい気持ちはあるものの、希望に合った店や場所を知らないため断念していた。
飲食店側などから積極的な情報発信や、仕掛けづくりがないと難しいようだ。初めて苫小牧を訪れた人もいて、まち探索や食事、土産品の購入を通じて、まちのファンやリピーターになってもらいたかったと少し残念に思っていた。
9月2、3両日には複合型イベント「トマコマイ・ミライ・フェスト」が苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)キラキラ公園であり、多くの人出が予想される。広く地域への経済効果や、活性化につながる機会になることを願っている。(高)









