第45回全国少年少女スポーツチャンバラ選手権大会(6月、静岡県)でグランドチャンピオンを獲得した川戸渚(ウトナイ中1年)ら苫小牧沼ノ端スポーツチャンバラクラブの選手が21日、苫小牧市役所を訪れ、岩倉博文市長に大会結果を報告した。
訪問したのは川戸のほか増坂瑠音(青翔中1年)、菊地壮祐(ウトナイ小5年)と足立和舟監督の4人。選手の3人は第45回全国少年少女スポーツチャンバラ選手権大会の団体戦・個人戦の数種目に出場した。
世界選手権優勝経験のある川戸は長槍部門で優勝し、二刀でも準優勝。各部門優勝者が集う最強決定戦、グランドチャンピオン戦では驚異的な強さを見せた。速いフットワークで短刀、二刀など他部門の選手を圧倒した。「間合いを正確に図って、一瞬の隙を逃さずにチャンスを物にできた」と胸を張り、約234人の頂点に輝いた。グラウンドチャンピオン獲得は北海道勢では初の快挙だ。「自分なりの戦い方ができた。優勝できてうれしい」と笑顔で語った。
3対3で戦う団体戦では増坂、菊地が初の全国舞台で「緊張して普段通りの戦いができなかった。すぐに負けてしまって悔しかった」と振り返る。今後に向けては「見つけた課題を克服して試合経験を積み、次は全国舞台で勝ち上がりたい」と口をそろえた。
足立監督は「クラブ所属選手はレベルが高い。今後も大きい大会で場数を踏んで成長してほしい」と期待を込めた。
岩倉市長は「素晴らしい活躍。スポチャン精神を体にたたき込んで相手を思いやりながら、これからも勝利をつかんでいってほしい」と激励した。

















