開催国枠除き48年ぶり 日本、パリ五輪へ バスケW杯

カボベルデに勝利し、パリ五輪出場を決めて喜ぶ日本チーム=2日、沖縄アリーナ

 日本、フィリピン、インドネシアが共催するバスケットボール男子のワールドカップ(W杯)第9日は2日、各地で17~32位順位決定リーグ最終戦が行われ、O組の日本は沖縄アリーナでカボベルデを80―71で下し、通算3勝2敗としてアジア勢最上位となり、来年のパリ五輪出場枠を獲得した。1大会での3勝はW杯で初めて。

 日本は劣勢の序盤にホーキンソンの連続得点で逆転し、前半は13点をリード。後半は一時3点差まで追い上げられたが、終盤の猛攻をしのいだ。

 日本男子の五輪出場は、開催国枠で臨んだ2021年東京大会を除くと1976年モントリオール大会以来で、48年ぶり。国際連盟(FIBA)ランキングは日本が36位、カボベルデは同64位。

 第10日は3日、各地で2次リーグ最終戦が行われ、I組はイタリアがプエルトリコを73―57で下し、通算4勝1敗で準々決勝に進出した。セルビアもドミニカ共和国に快勝して8強入り。

 L組では、前回王者スペインが85―88でカナダに敗れ、通算3勝2敗となって敗退。同組はともに4勝1敗のカナダとラトビアが準々決勝に進んだ。J組はリトアニアが米国との無敗対決を110―104で制し、5連勝で1位通過。米国は4勝1敗。K組はドイツが5連勝を飾り、スロベニアは4勝1敗。

 準々決勝の組み合わせは、5日がリトアニア(J組1位)―セルビア(I組2位)、イタリア(I組1位)―米国(J組2位)、6日がドイツ(K組1位)―ラトビア(L組2位)、カナダ(L組1位)―スロベニア(K組2位)となった。

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