あなたの居場所がある 悩む若者にメッセージボード 苫小牧市民活動センター

ライン相談のQRコード

 あなたは一人じゃない―。苫小牧市民活動センターに8月31日、生きづさらに悩む若い世代に向けた新たなメッセージボードが設置された。市社会福祉協議会のコミュニテティーソーシャルワーカー(CSW)が毎年この時期に作っている。新作では、不登校の子どもの学びを支援するフリースクールや子どものための居場所などを紹介している。

 ボードは縦90センチ、横3メートル。孤独感を抱いている若い世代に向け、「苫小牧にもリアルな(現実の)居場所がある」と伝える内容。通うと学校の出席扱いとなる市内3カ所の民間フリースクールの所在地や連絡先、利用料金などの情報のほか、子どもたちにフリースペースの開放や農園活動などを行っている「いぶり勧学館」、市内各所の子ども食堂、市東開文化交流サロンなどを紹介している。

 また、市内3カ所で展開中の若者の居場所「igocoti(イゴコチ)」や、不登校の子どもや保護者の座談会「風まち」、ラインによる相談など、市社協が行っている若者支援事業も取り上げている。台紙はクラフト用紙で、手書きの文字や色画用紙を切り貼りしたイラスト、CSW6人の似顔絵などで、やさしく温かな雰囲気に仕上げている。

 道内では8月中に新学期が始まっているが、道外では9月1日に新学期がスタートする学校が多く、市社協では2021年度から、全国的に子どもの自殺者数が増える傾向にあるこの時期にメッセージボードを掲げてきた。

 担当者は「インターネットで誰とでもつながれる時代だが、現実社会でつながることも大切。生きることにしんどさを感じている若者に寄り添い、そっと支えてくれる大人が苫小牧にもいることを知ってもらえれば」と話す。

 CSWは生活上の困り事や、悩みを抱える若者相談にも対応している。問い合わせや相談の電話は0144(32)7111。ラインはQRコードを読み込み、「苫社協コミュニティソーシャルワーカー」のアカウントを表示。「投稿」から実施要項を確認の上、トークボタンをタップし、メッセージのやりとりができる画面に相談を。匿名での相談も可能だ。

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