小中学生の女子サッカーチーム「ＨＥＲＧＩＲＬ（エルガール）」が苫小牧市内に誕生した。市内のＦＣエルボノスの女子と日高で活動する女子選手で結成。女子サッカーの発展と競技を楽しむことを目的に６月から本格始動している。

　エルボノスの鎌田修代表が指揮を執るエルガールには現在、小学１～６年生の１６人が所属。週に１度の練習で汗を流す。８月６日には、空知管内の栗山町ふじスポーツ広場で開かれたガールズゲーム「熊谷・高瀬杯」の交流戦部門に初参加。女子チームとの対戦経験を積んだ。

　前田妃凪葵主将（６年）はエルガールの活動について「気兼ねなく思い切りプレーできて楽しい。サッカーがますます好きになった」とコメントした。

　鎌田代表は「選手それぞれが楽しそうに試合に臨んでいた。男女で試合する時に比べて、個々が１００％の力を出し切り、勝敗にもこだわっていたように思うし、混合チームとの違いを感じた」と話す。今後は他地区の女子チームと協力しながら環境を整備していく考えだ。

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　８月２０日には、オーストラリアの女子サッカー２部リーグで活躍する苫小牧出身の沖野くれあが練習に参加。沖野は今季、ボルンダーライーグルスに所属し、３１得点を挙げてリーグ得点王に輝いた。来季は１部のメルボルンヴィクトリーに移籍する。

　沖野は練習後「今までお世話になった人たちに感謝しつつ、夢の舞台で活躍します。遠い日本から応援よろしくお願いします」と選手たちに伝えた。

　エルガールは選手を募集している。対象は小・中学生。掛け持ち可能で初心者も歓迎。問い合わせはＦＣエルボノス鎌田代表　携帯電話０９０（９０８６）９７３８。