苫小牧市が導入の検討を続けている自動運転バス。2、3両日に市内で開かれたイベントで初登場し、会場と駐車場を結ぶ便はほぼ満車と好評で、利用者数は延べ約300人(速報値)に上った。20日に市中心部で始まる初の実証事業に向け、手応えをつかみながら準備を進めている。
実証運行は事業提案者のボードリー(東京)に委託した。
自動運転バスは2、3両日、苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)キラキラ公園で開催された複合型イベント「TOMAKOMAI MIRAI FEST(トマコマイミライフェスト)2023」で運行した。
同公園前と苫小牧港開発駐車場の間、1周約1・5キロのコースを時速20キロで走行。実証事業のため車内オペレーター1人を配置した。2日間で計約6時間、約30往復し、イベントに訪れた約300人を運んだ。
運行で事故やトラブルはなく、時間帯によっては行列ができ、次の便まで待つ人もいるほどの人気ぶり。市まちづくり推進課は「笑顔の人が多く、自動運転バスに興味を持ってもらえた」と手応えを語る。
実証事業は20日から10月17日まで、午前10時~午後4時にJR苫小牧駅―海の駅ぷらっとみなと市場間(片道約3キロ)で行われる。乗車は無料で、停留所は往路、復路それぞれ7カ所。1日4往復程度を想定しており、時刻表は市ホームページで公表する。
同課は「イベントと違い、どのルートにもリスクはある」と慎重な姿勢で、「安全第一で実証事業を進めたい」と強調。現在も市中心部で試運転を続けながら、初の実証事業に備えている。
自動運転バス実証事業は「とまこまい版Maas構想」の策定に向けた取り組みの一つ。市地域公共交通計画で位置付けた「新たなモビリティサービスの導入に関する調査研究」の一環で、将来の実装化を見据えて効果を検証する。
















