アジア初開催となった体験型観光の国際商談会「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)2023」(ATWS北海道実行委主催)の開幕イベントが12日、札幌市白石区の札幌コンベンションセンターを会場に始まった。14日までの期間中、64の国と地域から旅行会社やメディア関係者、インフルエンサーなど750人が参加。道内外のアクティビティー、自然、文化体験で魅力的な旅行商品づくりを探る。
アドベンチャートラベル(AT)はアクティビティー、自然、文化体験のうち二つ以上で構成される旅行。欧米・豪の富裕層を中心に70兆円超市場に拡大しており、このジャンルの世界最大組織アドベンチャートラベル・トレイド・アソシエーション(ATTA)が市場をけん引している。AT旅行者はガイド付きで宿泊期間が長く、消費額は一般旅行者の約2倍。客単価が高く、経済効果が国内にとどまる、地域の雇用を創出する-などのメリットがあるという。
サミットは9月上旬から10日まで道内外の8地域22コースでプレ・サミットアドベンチャーを実施。200人が参加した。11日のデイ・オブ・アドベンチャーは白老町や支笏湖を含む道内31コースで行われ、600人の登録者が道内でATを満喫した。
12日に会見したATTAのシャノン・ストーウェル最高経営責任者(CEO)は「北海道にはアドベンチャーにとって重要な三つの要素である自然、文化、アクティビティーが豊富にそろっている。アドベンチャーの多様さと質が完璧に示されており、世界中から訪れた多くの参加者を楽しませた」と強調。同アジア担当ディレクターのハンナ・ピアソン氏も「先住民族アイヌ伝統の地・北海道でのテーマは『調和』。人と人をつなぐ言葉。競争より協力の基本が大事」とアピールした。
また、北海道観光機構の小金澤健司会長は「北海道への欧米のお客さまは多くはない。着目してもらう機会の始まりにしたい」とサミットに期待を込めた。
13、14日は商談会と基調講演、分科会、テーブル・ディスカッションの予定。大会後は15~18日がポスト・サミット・アドベンチャーとして北宗谷、上川、釧路、十勝の全15コースでATが繰り広げられる。
















