第2次岸田再改造内閣が13日発足した。女性は過去最多の5人が入閣したものの、新閣僚の顔触れに対する苫小牧市民の関心は低く、物価高騰対策など身近な政策への注文が相次いだ。
三光町の会社役員佐藤章一さん(43)は「国のために働く能力があれば男女関係なく登用されるべきと思うが、女性閣僚を増やすことが目的化しているように見えた」と違和感を口にする。「岸田首相は最低賃金の引き上げに取り組んでいたが、場当たり的な印象」と言い、新内閣には「格差が広がり、強かった中小企業の衰退が懸念される中、10年、20年先を見据えた対策を早急に求めたい」とした。
ときわ町の主婦高橋千栄子さん(47)は人選には興味が無いといい、「とにかく物価高騰や賃金引き上げの対策をしてほしい。家計の出費が月に2、3万増え、所得税や保険料も高くなっているのに、給料は上がらない」と訴えた。また「税金を払っているのに還元されている気がしない」と使途の明確化を望み、「税金を国民に還元し、偏らない支援をしてほしい」と話した。
錦岡の高専生田中夏威斗さん(19)は「女性が増えるという変化があったのはいいが、若い人が少ない」と感想を語った。岸田政権に対しては「物価高や年金など問題ばかりで、今後海外に住んだ方がいいかもしれないと思うほど」と批判。トラブルが相次ぐマイナンバーカード問題にも「保険証との一体化を願う人が実際にどのくらいいるのか」と苦言を呈し、「新内閣には、国民の声を反映して迅速に動くよう取り組んでほしい」と注文を付けた。
川沿町の会社員栗原敏幸さん(69)も「女性が5人登用され、多様な意見が生まれるのでは」と期待を寄せる一方、「最年少で44歳なので、もう少し若い人を登用してもよかったと思う。難しいかもしれないが、派閥を超えて協力して頑張ってほしい」と述べた。
市内で飲食店を経営するときわ町の濱岡麻衣さん(39)は「ガソリン代の高騰や相次ぐ自然災害など、急いで対応してもらいたい課題は多い」としながらも、国民の「国任せ」の姿勢にも疑問を投げ掛ける。「内閣改造を機に、私たちも政治への無関心を改めるべき」と指摘し、「自分たちの生活をより良いものにしようと行動する国民の声に耳を傾けた政権運営を期待したい」と話した。
















