新型コロナウイルス感染症対策のコールセンター業務に関し電通北海道(札幌市)が道に1億5800万円の過大請求をしていた問題で、道は15日、道発注事業の競争入札参加資格について6カ月間の指名停止とし、同社から業務の再委託を受けた電通プロモーションエグゼ(東京)は1年間契約の対象としないと発表した。道は「道民の信頼を著しく失墜させる不適切な行為」とし、過大請求額の返還手続きを進める。
電通北海道は2021~22年度、道の委託を受けたワクチン集団接種に係るコールセンターなど7業務契約で不適切な対応が明らかになった。同社は、道と契約の一部業務で道に報告なく再委託をし、さらに再委託先(エグゼ)が再々委託を行っていた。同社はこの実態を把握していないほか、再委託先からの実績報告や請求内容について十分な精査・確認を行わないまま道へ過大請求していた。
また電通プロモーションエグゼは、自ら行うべきコールセンター業務を再々委託し、外部コールセンター事業者から適正な実績報告を受けていたにもかかわらずオペレーター等の勤務実績を改ざんした上、各種単価を上乗せした。22年11月時点で欠員等を反映した実績に基づく請求が必要と認識しながら、引き続き過大請求した。
道は、検査で不正を見抜けなかった点について「毎日の入電数、受電数の応答率を随時確認していた。委託業務終了後は、受託者が提出する職員の勤務実績や支払い明細書の確認をしているが、改ざんが行われるなど極めて不適切な行為で業務の実行内容を十分確認できなかった」としている。道は両社の刑事告訴、民事訴訟について道警に相談し、検討する。
















