苫小牧市は今冬から、除雪作業を市民に分かりやすく伝えるため、市ホームページ(HP)上で「除雪車両運行管理システム」を公開する。これまで作業情報を文字のみで示していたが、地図上で除雪の有無を色分けして紹介する。市によると、AI(人工知能)を活用した全国初の取り組みで、除雪作業の「見える化」を図る。
同システムは2019年度に導入し、市職員が除雪状況の把握に活用していた。導入時から除雪データを収集しており、AIを活用して除雪車両が除雪中か回送かを判別し、地図上で示すことができる。このシステムを一般公開することで、除雪作業の有無を市民により正確に提供できる。
地図画面上に除雪対象の車道を表示し、色分けして除雪作業の状況をお知らせ。未実施の道はピンク色、除雪済みの道は青色で、時間の経過とともに色を薄くして水色とする。HPでは30分前の作業情報を示し、5分ごとに更新。各日午後10時に表示をリセットする仕組み。
市民向けに同システムの一部を修正する。除雪作業が行われる場合、トップページにリンクを貼り、▽西部(苫小牧川から西側)▽中心部(苫小牧川から幌内川)▽東部(幌内川から東側)―から閲覧する地域を選べるようにする。
市はこれまでも除雪時に作業情報をHPに掲載しているが、除雪地区の町名を一覧にし、幹線道路や生活道路、歩道について、表示は▽除雪中▽終了▽作業予定なし―の三つのみだった。
除雪作業の問い合わせは近年増加傾向で、2018年度は78件だったが、19年度128件、20年度299件、21年度547件と右肩上がり。内容は「きょう除雪は行われているのか」「家の前に何時ごろ来るのか」などで、市職員が口頭で回答している。
市はデジタル技術を活用する「スマートシティ構想」に資する取り組みと位置付け、市民サービスの向上や職員の負担軽減につなげる考え。市都市建設部維持課は「今年度の公開終了後、効果を検証したい」としている。
















