苫小牧郷土文化研究会(斎野伊知郎会長)は17日、市美術博物館で市民公開講座を開催した。同館との共催で、約30人が来場。樽前山の自然を愛する会の新沼友啓代表が樽前山の外来植物について講演した。
樽前山の植物に関する著作もある新沼さんは「外来植物は人の行為によって、本来ない植物が入ってくること」と説明。「高山植物の女王」とも呼ばれるコマクサは樽前山にもともとなかった植物で、登山者が持ち込んで増えていった経緯に触れた。
新沼さんは「外来植物によって在来植物が増えなくなる懸念があり、環境省によって除去活動が続けられている」と紹介。同山で観察記録が残るハクサンチドリやイワウメ、オオウメガサソウなど、少なくなったり、絶滅した可能性があったりする在来植物を挙げ、「登山者の増加も自然に影響を与えている。入山前に靴の泥を落とすなど、登山教育も必要なのでは」と訴えた。
市内明徳町の斉藤仁さん(69)は「知らないことばかりで、面白かった。すごく苦労してコマクサを除去していると知り、改めて感心した」と感想を述べた。
















