消費税額を取引先に正確に伝えることを主眼とする、インボイス(適格請求書)制度が10月から始まる。東京商工リサーチ北海道支社は8月、道内企業を対象に同制度に関するアンケート調査を実施した。適格請求書発行事業者の登録申請は、90・7%の企業が「申請した」と回答した。
この他「9月末までに申請する予定」(5・9%)と「10月以降に申請する予定」(1・4%)を合算して登録意向を示す企業は98%に上った。
一方「申請をしておらず、方針を決めていない」と「申請しておらず、する予定はない」は各1%にとどまった。
申請した企業の規模別では大企業が96・3%で、中小企業は90・1%。大企業が6・2ポイント高くなっている。
インボイス受領の準備については、72・6%の企業が「完了している」と回答。「完了していない」企業は27・4%と3割弱だった。制度開始が迫る中、対応は二分化している。
完了している企業の規模別では、大企業が84・6%だったのに対し、中小企業は71・4%と大企業が先行している。
インボイス制度開始後の取引方針に関しても問うた。同制度に登録していない免税事業者との取引については、58・1%の企業が「これまで通り」と回答。「免税事業者とは取引しない」が8・7%で、「取引価格を引き下げる」が1・8%。取引打ち切りや取引価格の引き下げを求める企業が全体の1割強(10・5%)を占めた。
また、31・4%が「検討中」と回答。全体の3割強が態度を決めかねている。
調査は8月1~9日に、インターネットで実施。道内企業304社から有効回答を得た。
















