道内景況は過去最高ー7~9月期2期連続改善し13年判断指数上回る 北海道財務局

道内景況は過去最高ー7~9月期2期連続改善し13年判断指数上回る 北海道財務局

 北海道財務局は、2023年7~9月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の景況判断指数BSI(「上昇した」と回答した企業の割合から「下降した」とみる企業の割合を引いた数値)は、前期(23年4~6月期)に比べ12・2ポイント上昇して13・4となり、2期連続で改善。13年のBSI(7~9月期、13・3)を上回り、調査を開始した04年以降では最高値となった。

 製造業は前期から3・5ポイント上昇して5・6、非製造業も14・7ポイント上昇して15・7となり、いずれも2期連続でプラス水準となった。

 製造業は原材料価格の転嫁が進んできたことや、需要の回復が追い風になっている。業種別では、金属製品、生産用機械器具、情報通信機械器具など6業種が前期から改善。パルプ・紙・紙加工品、窯業・土石製品の2業種は横ばい。食料品とはん用機械器具の2業種は悪化したが、食料品は12・0とプラス水準を維持している。

 非製造業は、新型コロナウイルス感染症の影響が薄れ、人流が増加していることを背景に大半の業種がプラス水準となっている。小売業、建設業、サービス業など12業種が前期から改善。金融業・保険業が横ばいだった。サービス業のうち、宿泊業・飲食サービス業は前期から23・8ポイント下降したものの42・9となり、非製造業では最も高い水準となっている。

 企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期比7・1ポイント増の10・0となり、6期連続でプラス水準に。中堅企業(同1億円以上10億円未満)は14・7ポイント改善して15・7となり、2期連続でプラス水準を維持。中小企業(同1000万円以上1億円未満)も12・5ポイント改善して13・4となり、2期連続でプラス水準となった。

 全産業の先行きについては、23年10~12月期は1・5、来年1~3月期はマイナス3・6に下降する予想。同支店では「季節的に、先行きについては多くの業種で下降する傾向にあるほか、翌期以降は『不明』と回答する企業の割合が高くなっている」と説明。さらに幅広い業種で「原材料価格やエネルギー価格の高騰を懸念するとの声が聞かれている」と指摘している。

 調査は8月15日を調査時点に、道内企業481社を対象に実施。389社から回答を得た。回答率80・9%。

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