1行10文字の41行、計410字で表現することが本コラムのルール。長そうに見えてテーマが決まればあっという間に書き上がる。
日々執筆する「一般記事」とは違い、記者自身が感じたことや思いを率直に表現することができる場所。小生はコラムが好きだ。
デビューは当欄ができる前の2014年10月だった。スポーツ部在籍時に長崎県で行われた国民体育大会へ出張。過去の紙面を参考に日々の出来事を読者に伝えてみたい―との思いからだった。
記念すべき第1作のタイトルは「強運」。大会開催地へ出発する前に台風が発生し、軒並み欠航便が出る中、小生の搭乗機は無事に目的地へと飛び立った話を自慢げにつづった。
「紀伊だより」「ももいろな日々」「ウミネコ便り」「はいさい」「筆すさび」―。
出張取材のたびにタイトルを設定した。面白おかしく赤裸々に。読者と会話しているような感覚が、コラムの醍醐味(だいごみ)だった。(北)









