画面視聴時間が急性膵炎リスクに関連

画面視聴時間が急性膵炎リスクに関連

 急性膵炎(すいえん)の発症リスクと、余暇にテレビやパソコンなどを視聴する時間(スクリーンタイム)が長いこととの関連が示されたと、中国の研究グループが発表した。

 急性膵炎は膵臓に強い炎症が生じ、重症化すると死に至るケースもある。研究グループは、英国の大規模研究に登録している37万7000人余りのデータを使い、身体活動の強度や種類、3種類の座位行動(余暇のスクリーンタイム、座ったままの通勤、職場でのデスクワーク)別に、急性膵炎との関連を解析した。

 その結果、余暇のスクリーンタイムが長いことのみが、急性膵炎発症リスクと有意な関連性を示した。研究グループは「余暇のスクリーンタイムが長い人は不規則な食習慣になりがちであり、急性膵炎の引き金となる胆石の形成を誘発する可能性がある」と考察している。

(メディカルトリビューン=時事)

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