苫小牧リトルシニア、8年ぶり全道制覇 ―中学硬式野球

苫小牧リトルシニア、8年ぶり全道制覇
―中学硬式野球
3年生最後の公式戦で優勝した苫小牧リトルシニア(提供)

 中学硬式野球の苫小牧リトルシニアが、2日まで後志管内黒松内町などで開かれた第45回全道選手権大会兼第21回ゼット旗杯全道大会で優勝、3年生最後の公式戦で有終の美を飾った。これまで各種大会で数度の全国大会出場を果たしてきたが、全道制覇は8年ぶり4度目になる。

 大会は8月中旬に苫小牧、深川などで開幕。道内34チームがトーナメント戦を繰り広げ、苫小牧は厳しい接戦を勝ち抜いた。

 初戦を延長八回タイブレークで札幌栄に5―3で勝つと、札幌北に5―1、札幌羊ケ丘に2―0で勝って準決勝へ。準決勝の余市には5―4のサヨナラ勝ちと勝負強さを発揮した。

 決勝の札幌真駒内は延長八回、2死満塁から3年の近沢が右中間にサヨナラ打を放ち、激戦続きの大会を締めくくった。

 今季は3年生が3人と若いチーム。シーズン当初は不調だったが、夏から3年のエース三浦が成長。最速134キロの真っすぐに変化球の制球力も加わり、安定感が出た。チームの持ち味のバント、エンドランなどの機動力も機能するようになり、2年生の成長も大きな力になった。

 浜谷千春監督は「久しぶりの優勝旗はうれしい。3年生が頑張ってチームがまとまった。波に乗って上まで勝ち上がれた」と笑み。既に始まっている新人戦にも弾みがついたようで、「残った1、2年生にもいい選手がいる。全国に行っても上を狙えるチームづくりをしていきたい」と話している。

 チームでは随時、練習体験を受け付けている。詳細は浜谷監督 携帯電話090(8426)4206へ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る