全国高校総体で躍動 至誠館出身2選手 好成績 剣道

初の高校総体で奮闘する大洲=提供

 苫小牧市の剣道道場、至誠館出身の大洲卓真(札幌日大高2年)、小林茅峯(同3年)が今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)で健闘、それぞれ北海道勢では最高の成績を残し、後輩剣士の励みになっている。

 大洲は96人が出場した男子個人戦決勝トーナメントでベスト16。3回戦まで「試合の入りから自分のペースで進めることができた」と、得意の面を武器に初戦の九州チャンピオンを含めて圧倒した。

 4回戦は相手のペースにのまれ「引いてしまった。焦りもあってうまく戦えなかった」と初のインターハイを振り返った。

 小学1年に競技を始めて4年時に至誠館に入門。収穫ある大会を消化し「来年は全国制覇を達成できるように、今大会の経験を生かして稽古に励みたい」と意気込みを語った。

 小林は女子団体戦の大将として奮闘し、チームベスト8に大きく貢献。「日本一になる自信があった中で負けてしまって悔しかった」と唇をかんだ。

 大将として予選から一本勝ちでチームを救った小林。決勝トーナメントの準々決勝大将戦では惜しくも引き分けとなりベスト8。「仲間が信じて回してくれた試合で、勝ち切ることができなかった」と語った。

 至誠館道場の門をたたいたのは小学1年時。今大会で北海道女子優秀選手にも選ばれ、「中心を攻めた真っすぐな面―。教わった正しい剣道は今も生きている。これまで支えてくれた先生や親に感謝している」と話した。

 2人を指導してきた剣道歴40年の渡辺光敏さんは「練習に真剣に取り組み、努力を重ねてきた。責任感が強く頼りになる選手。よく頑張った」と両者をたたえた。

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