函館税関苫小牧税関支署がまとめた苫小牧港の貿易概況によると、8月の輸出入総額は前年同月比27・2%減の971億2700万円で、2カ月連続で前年実績を下回った。魚介類・同調製品の輸出は21・5%減の33億1000万円で中国向けが減少。東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出により、中国が8月24日から全面禁輸に踏み切った影響が出始めたとみられる。
輸出は55・5%減の141億2800万円で2カ月連続の減少。昨年8月は「再輸出品」(192億500万円)が上乗せされていた影響で大幅減となったが、品目別では魚介類・同調製品の落ち込みが目立つ。
このうち主力のホタテなどを含む甲殻類・軟体動物が24・8%減の26億2200万円。中国向けが減る一方、米国向けが増えたため、減少幅が抑えられているといい、同支署は「9月以降、更に輸出が減る可能性がある」と注視する。
輸入は18・4%減の829億9900万円で3カ月ぶりのマイナス。魚介類・同調製品は63・7%減の6億200万円で米国からのニシンが大幅に減った。石炭は昨年の大幅増や価格高騰による反動減で、88・3%減の46億6200万円。原油・粗油は31・6%増の415億9500万円。
















