複合拠点へ人材育成 ラピダス機に関連産業集積 道議会一般質問

複合拠点へ人材育成 ラピダス機に関連産業集積 道議会一般質問

 第3回定例道議会は25日午後に本会議を再開し、一般質問を続行した。中島俊明経済部長は、次世代半導体の製造工場を千歳市に建設中のラピダス(東京)の立地を生かし、半導体の複合拠点の実現を図るためには「半導体関連産業を担う人材の育成や確保が重要だ」と強調。このため道では「国が設立した『北海道半導体人材育成等推進協議会』を核に道内の幅広い関係機関と連携し、道立高校やMONOテクでの出前講座などにより人材育成に取り組む」としたほか、「道内の大学や高専が行う半導体人材の育成強化や卒業生の就職動向を丁寧に把握しながら、必要に応じマッチングにも取り組む」との姿勢を示した。荒当聖吾氏(公明党)の質問に答えた。

 木葉淳氏(民主・道民連合)はラピダスの排水処理問題を取り上げ、「排水に含まれる有機フッ素化合物のPFAS(ピーファス)は1万種以上あると言われ、安全性に確定的な知見がない」と指摘。仮に千歳川に排水する場合、流域自治体への説明などをどのように行うのかとただした。

 鈴木直道知事は「ラピダス社からはPFASのうち、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)は工場に持ち込むことはないとの説明があった」と答弁。国では、その他のPFASを含め「総合的な対応策の検討を進めている」と説明。道としては「その検討状況など、引き続き道民に広く情報提供を行い、理解促進に努める」としたほか、「環境関係法令に基づく指導等を通じ、良好な水環境の保全に向けて、千歳市とも連携し、環境対策が適切に実施されるよう対応する」と述べた。

 小林雄志氏(自民党・道民会議、日高管内)は、日高山脈一帯の国立公園化のメリットを質問。知事は「管理主体が道から国に変わり、レンジャーが配置され、一層の自然環境の保全が図られる」と強調した。さらに「国の直轄事業により施設整備も期待され、自然公園としてのブランド力が強化される」と説明。「アドベンチャーツーリズム(体験型観光)をはじめとした魅力的な利活用の推進、観光拠点との連携、国主導による国内外のプロモーションなどにより、観光客の誘客も期待できる」とメリットを挙げた。

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