早田、世界1位に敗れ銀 卓球女子 日本サッカー男子 北朝鮮下し4強 、

卓球女子シングルス決勝でプレーする早田ひな=1日、中国・杭州(時事)

 【杭州時事】杭州アジア大会第9日の1日、卓球の女子シングルス決勝で、世界ランキング9位の早田ひな(日本生命)は同1位の孫穎莎(中国)に1―4で敗れて銀メダルだった。早田は準決勝では世界ランク4位の王芸迪(中国)を4―3で破った。

 サッカー男子の準々決勝では、U22(22歳以下)で臨んでいる日本が北朝鮮を2―1(前半0―0)で下して4強入り。後半に内野(筑波大)のゴールで先制。追い付かれたが、松村(鹿島)のPKで勝ち越した。

 自転車の男子BMXは、中井飛馬が8人による決勝を制して金メダル。陸上は、男子3000メートル障害で青木涼真(ホンダ)が銀メダル、砂田晟弥(プレス工業)は銅メダルを獲得した。

 水球女子は、リーグ戦最終戦で日本が中国に11―24で敗れて通算5勝1敗の2位。今大会ではパリ五輪出場枠を獲得できなかった。

 陸上は男女計7種目の決勝が行われ、男子3000メートル障害で青木涼真(ホンダ)が8分23秒75で銀メダルを獲得した。砂田晟弥(プレス工業)は銅。

 女子100メートル障害では田中佑美(富士通)が13秒04で3位、青木益未(七十七銀行)は5位。同1500メートルの後藤夢(ユニクロ)は5位だった。

苦しむも勝利 独特の空気に サッカー

 ▽…日本が苦しみながらも準決勝に駒を進めた。後半開始早々に左サイドの佐藤(ブレーメン)のクロスを内野(筑波大)が合わせて先制。その後追い付かれるも、松村(鹿島)がPKを冷静に決めて勝ち越した。FWの仕事を果たした内野は「相手の圧力をすごく感じた。その中で堂々とプレーできた」と一息ついた。

 北朝鮮からの女性応援団が応援歌を歌い、中国のファンが北朝鮮に「加油(頑張れ)」と大歓声を送る異様な雰囲気の中、行われた一戦。闘志むき出しでぶつかってきた相手にてこずった。

 試合終了後には判定に不服を示した北朝鮮の選手たちが主審に詰め寄る場面も。最後まで独特の空気に包まれた試合を終え、大岩監督は「意図した形では進められなかったが、修正して準決勝ではわれわれのスタイルで勝利したい」と先を見据えた。

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