動物と生きるために 苫小牧獣医師会が市民公開講座

動物と生きるために 苫小牧獣医師会が市民公開講座
野生動物との共存について語った旭山動物園の坂東園長

 苫小牧獣医師会(前田浩人会長)は1日、苫小牧市内のホテルで第1回市民公開講座「動物との関係を深めよう~野生動物や伴侶動物と共に生きる~」を開いた。市民ら約100人が参加し、動物たちとの向き合い方について考えを巡らせた。

 動物愛護週間(9月20~26日)にちなんで同獣医師会が初主催。苫小牧信用金庫、苫小牧ロータリークラブ、苫小牧民報社などが後援した。旭山動物園(旭川市)の坂東元園長が「共存のデザイン」、犬の訓練などを手掛ける「DOG STREET」(当別町)の新出陽子代表が「犬の癖は、人の癖―問題行動の原因を考える」をテーマにそれぞれ登壇した。

 坂東園長は、エゾオオカミが乱獲により20世紀初頭までに絶滅したことを挙げ「北海道は雄大な大自然と言われるが、生きものの連鎖が途切れ不自然しかなくなった」と語った。

 エゾシカ増殖、ヒグマの市街地出没といった近年の問題はその反動とし、「人間中心でシカやクマを見るのではなく、まず人間の性質を分析する必要がある」と指摘。耕作放棄地の増加や、飼料自給率向上に向けた飼料用コーン栽培など野生動物の肥やしになる環境が増えている現状も危惧し「多方面で対策を考えていかなければならない」と述べた。

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