7カ月ぶり上方修正 9月の道内景況 個人消費も判断引き上げ 道経産局

7カ月ぶり上方修正 9月の道内景況 個人消費も判断引き上げ 道経産局

 北海道経済産業局は、9月の道内経済概況を発表した。総括判断は前月の「持ち直しの動きが見られる」から「緩やかに持ち直している」とし、7カ月ぶりに上方修正した。主要項目別では公共工事と住宅建設の2項目を下方修正したものの、個人消費の判断を引き上げた。

 7月の経済指標を中心に8月以降の企業・団体へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向などを十分注視する必要がある」としている。

 主要項目別では、個人消費を前月の「持ち直している」から「緩やかに改善している」へ上方修正した。7月の個人消費は新車販売が前年同月を下回ったものの、百貨店・スーパーなど他の6業態が前年を上回ったため。企業からは「宝飾品やハンドバッグなど高級ブランドの商品が国内富裕層向けに引き続き好調なほか、インバウンド(訪日外国人旅行者)も伸長した」(百貨店)、「値上げの影響で全体的に売り上げが増加した」(スーパー)との声が寄せられている。

 観光は2カ月連続で「改善している」と判断を据え置いた。7月の来道客数が前年同月比22・7%増となり、21カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者も7月は14万7224人あった。ヒアリングでは「外国人観光客の宿泊数は好調で、特に韓国からの観光客が多く、大規模宿泊施設を中心に宿泊実績が前年を上回る所もあった。8月の夏休みシーズンは道内外から幅広い年齢層の観光客が見られた」(観光協会)との指摘も出ている。

 一方、公共工事は前月の「増加した」から「減少した」へ下方修正した。7月の公共工事請負金額が道と市町村は前年を上回ったが、国が下回り、全体で2・4%減と4カ月ぶりに前年を下回ったため。

 住宅建設も前月の「弱まっている」から「弱い動きとなっている」へ判断を引き下げた。7月の新設住宅着工戸数が前年同月比12・2%減となり、2カ月ぶりに前年を下回ったため。持ち家は好調だったが、貸家と分譲は低調だった。

 この他、生産活動と民間設備投資、雇用動向の3項目の判断は前月から据え置いた。

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