一般社団法人日本UD観光協会(札幌市)が新千歳空港で展開する観光相談窓口「北海道ユニバーサル観光センター」の実証事業は今年度、レンタルで車いすが49件、ベビーカーが56件の利用があった。3年目で初めて有料としたが、利用件数は前年実積を上回り、同協会は「ニーズがあることを改めて実証できた」と話している。
障害者や高齢者、小さな子ども連れなどの観光をサポートしようと、2021年から実証事業を行っている。今年は7月25日~9月24日の62日間、国内線ターミナルビル1階に窓口を開設。バリアフリーに対応した観光体験や宿泊施設などを無料で紹介しつつ、車いすやベビーカーを有料でレンタルした。
レンタルは無料だった前年と比べ、車いすは約1・9倍(23件増)、ベビーカーは約1・4倍(15件増)に利用が増えた。車いすは次世代モビリティ(移動手段)として注目されるWHILLをはじめ、手動、電動をそれぞれ用意するなど充実しつつ、価格帯を1日1000~4000円などに設定した。
同協会は「無料で貸し出した昨年以上の実積。『お金を払ってでも使いたい』という方は多く、空港機能としてあった方がいいことを確認できた」と説明。一方、事業化に向けては配置する人員の増強など課題もあり、「来年度以降については今後検討したい」としている。
















