白老町在住古布絵作家 宇梶さん受賞 彫刻家 國松さん、語り部 松村さんも  23年度北海道文化賞

宇梶静江氏

 道は6日、2023年度北海道文化賞と北海道文化奨励賞の受賞者を発表した。文化賞には白老町在住で作家、古布絵(こふえ)作家の宇梶静江氏(90)、彫刻家の國松明日香氏(76)=札幌市=、いにしえ文化語り部会会長の松村隆氏(97)=桧山管内江差町=が選ばれた。30日に札幌市内で贈呈式を行う。

 宇梶氏は、アイヌの伝統刺しゅうの技法を基に古い布を重ね、アイヌに伝わる叙事詩「ユカラ」を表現する独自の古布絵の世界を切り拓くとともに「シマフクロウとサケ」などの著書やアイヌを題材にした詩を発表。アイヌの文化や精神の普及・継承に貢献している。

 國松氏は、鉄を素材に自然現象や風景を彫刻で表現。都会的で洗練された野外彫刻を数多く生み出している。独特の作風でオブジェやモニュメントなどを手掛けるほか、小樽市や白老町にアトリエを構え、アートコミュニティーづくりや大学などで教べんを執り後進教育にも携わっている。

 村松氏は「江差フォトクラブ」の創設、地域文芸誌「江さし草」の発行、「江差追分会館」の設立に尽力。昨年には江差の文化を語り継ぐ「いにしえ文化語り部会」を設立。現在も精力的に活動を続け、江差地方の歴史文化の継承に貢献している。

 北海道文化奨励賞には、ジャズピアニスト、作曲家の野瀬栄進氏(52)=小樽市=、縄文太鼓演奏家の茂呂剛伸氏(45)=札幌市=、書道家の山田起雲氏(59)=同=が選ばれた。

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