駒大苫、全道出場一番乗り 秋季高校野球室蘭支部予選

Aブロック代表決定戦〔駒大苫―鵡川〕先発して力投する駒大苫の大原=7日、とましんスタジアム

 第76回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選は7日午前、とましんスタジアム=苫小牧市=でAブロックの代表決定戦が行われ、駒大苫小牧が鵡川を9―0の七回コールドで下し、全道大会出場を決めた。午後からはBブロックの代表決定戦があり、苫小牧中央と苫小牧東が対戦した。
 6日は、Bブロックの3回戦1試合が行われ、苫小牧東が3―2で静内に競り勝った。苫小牧南は競技人数の規定に満たさず欠場し、苫小牧中央の不戦勝となった。
 ▽Aブロック代表決定戦
駒大苫小牧
2011401―9
0000000―0
鵡 川
(七回コールド)
6日
 ▽Bブロック3回戦
静 内
002000000―2
00003000X―3
苫小牧東
(静)矢野、梅津―髙橋、三浦
(東)堀―竹田
🉁椙尾、石川(東)
🉂佐藤(静)
 苫小牧東は五回、椙尾(2年)、石川(同)の三塁打などで逆転に成功。投手堀(同)が最後まで力投を見せて振り切った。
 静内は三回、二塁打に敵失と四球で2点を先制。中盤以降は追う展開になったものの及ばなかった。

-静内「打ち勝つ野球」決意新たに
 接戦の末に苫東に敗れた静内。髙橋監督は「もう少し点を取れると思っていたが、無死から塁に出ることができなかった」と肩を落とした。
 三回、主将の佐藤(2年)が1死から二塁打で出塁。敵失を絡めて2点を先制するも、「逆転を許してしまった。選手らは諦めない気持ちを出して戦ったが、もう一本が出なかった」と振り返った。
 接戦は予想していたが、追う展開に雰囲気が下がる場面もあり、佐藤は「焦りもあって悪い所が出てしまった。とにかく声を出してベンチに活気をつくった」と言う。変化球への対応力に課題を感じたとし、「直球には強いが、変化球が来ると芯で捉えることができない」と話した。
 夏のメンバーが多く残る静内。「打ち勝つ野球を心がけたい。打線をつないでいけるよう、バッティングの強化を図る。伝統の元気の良さも生かして夏の甲子園を目指す」と決意を新たにした。

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