道産水産物、中国禁輸の影響続く 道が関連産業調査

道産水産物、中国禁輸の影響続く 道が関連産業調査

 道は、中国禁輸措置に伴う9月29日現在の道内関連産業の状況調査結果を公表した。「冷凍倉庫の使用状況が100%に近いところが多く、秋サケ漁の本格化に伴い10月中に満杯になるところも発生する」(水産物連絡協議会)など深刻な声が寄せられている。

 既に生じている影響では、水産物連絡協議会からは「ホタテの輸出先国の新規開拓を模索しているが、コストに見合わない安値を提示されるなど、価格交渉が進んでいない」、「韓国、香港、台湾への輸出も減少傾向」との指摘も。

 今後懸念することでは、「これから最盛期を迎える秋サケやマダラ、カレイ類、甲殻類等、年末に向けて出荷が増加するホタテなど、中国向けの品物が国内向けに流れ込むことによる価格の下落」(商工関連団体)が挙げられている。また、道に対しては「国内需要拡大の『食べて応援!北海道キャンペーン』を実施しているが、同時に水産加工業者へ売価下落に係る利益補填(ほてん)対策を講じなければ赤字が増加してしまう」(食品関係団体)との要望も出ている。

 中国の状況については、「上海市内のスーパーで日本産冷凍水産品コーナーの一部商品が、中国産品へ置き換えられている」、「日本産食品取り扱い事業者では、9月の売り上げが前年同月の20%程度まで下落」との北海道上海事務所からの情報も。「国慶節(中国の建国記念日、10月1日)ギフト用としての道産米の注文控えやキャンセルが多い」との影響が出ている。

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