苫小牧工業高等専門学校(小林幸徳校長)は12日、1年生約200人を対象に半導体をテーマにした授業を行った。次世代半導体製造を目指すラピダス(東京)の千歳市進出を受け、初めて授業の一こまに導入。学生たちは半導体の種類や特性について理解を深めた。来年度以降は全学年(1~5年生)で、学年に応じた授業を展開していく。
各専門系の体験や数理・データサイエンスといった幅広く工学の基礎知識を学習できる必修科目「創造工学1」の授業内で実施。同日は、電気電子系の山田昭弥教授が担当した。
学生たちは4人1グループで、素材が明かされていない金属片を含む8種類の中から、半導体の材料を探し出す実験に挑戦。半導体の特性や金属との違いについて調べるためそれぞれに磁石を近づけたり、電気抵抗を測定したりし、反応を記録した。
「抵抗の大きさが半導体に関係しているのでは」「ある程度電気を通す半導体と、通しづらい半導体がある」などとグループ同士で気付いたことを話し合う場面も。最後に山田教授からそれぞれが鉄や銅など金属であることやシリコン、ゲルマニウムといった半導体の材料であることが明かされた。
2024年春に卒業予定の大学生や高専の学生を対象にした求人を出しているラピダス。苫高専は来年度以降も1年生を対象に同授業を実施し、2~3年生は必修科目として半導体に関する授業を導入する。4~5年生についてはより専門性を磨けるよう、こま数を増やして授業を展開していく方針だ。
















