トラック協会杯第35回全道U―11サッカー大会が9月、札幌市で開かれ、苫小牧エルソーレFCが準優勝を果たした。2004年以来、19年ぶりの決勝戦に進出し、強豪のFCキタゴーピボアズベルデ(札幌)と激突。3―2と敗れたが、宮野英幸代表は「技術的に足りない部分はあったが、選手たちが気持ちをしっかりゲームに向けて取り組めた結果」と評価した。
大会は各地区予選を勝ち上がった24チームが6グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位8チームによる決勝トーナメントで頂点を競った。エルソーレは予選ブロックを3戦全勝、勢いそのままに決勝トーナメントも勝ち抜いた。
宮野代表は「ボールのポゼッション(所持)は良かったが、球際の勝負や判断の速さが一歩及ばなかった」と分析。大会終了後は「敗戦から課題を見つけ、次に向けて練習しよう」と選手に呼び掛け、「それぞれがボールを持っていない時に予測して動けるよう、自分で考える力を身に付けてレベルアップしていってほしい」と今後に期待した。
中盤のポジションからチームをけん引した渡邉暖主将(5年)は「力が及ばなかった部分もあったが、日ごろの練習の成果は発揮できた」と振り返る。今後については「全道レベルで優勝できるよう、さらに練習を重ね、自分も得点を決めてチームを引っ張っていきたい」と力を込めた。

















