道彩展で西方さんが知事賞 奨励賞に村井さん 苫小牧

知事賞を受賞した西方さんの「越中初雪」

 9月下旬に行われた水彩画の公募展「第42回道彩展」(北海道水彩画会主催)で、苫小牧市有珠の沢町の西方礼子さん(67)が出品した「越中初雪」が2位に相当する「知事賞」に輝いた。昨年、夫と旅行した富山県の世界遺産五箇山に向かう道中の情景を題材に、30号サイズの力作を完成させた。同展では、同じ絵画教室に通う同市住吉町の村井美智代さん(68)も奨励賞を受賞し、2人で喜びをかみしめている。

 今回は102点の応募があり、知事賞は最高賞の道彩展賞に次ぐ位置付け。西方さんは昨年に続く2回目の受賞で「会友推挙」作品にも選ばれた。

 コロナ禍で趣味の旅行を見合わせていたこともあり、子どもの頃から憧れていた五箇山に夫婦で行けたことが「とてもうれしく、この気持ちを絵で残したかった」と西方さん。旅行後、現地で撮影した雨がみぞれから雪に変わる瞬間を収めた1枚の写真に目が留まったという。

 雪が積もり始めたかやぶき屋根や山林に趣きがあった一方、絵にするには空間的に物足りないと感じた。そこで、駐車場に実際は無かった車を並べたり、山間部にもやを漂わせたりとイメージを膨らませ「ありそうでない風景」を完成させた。

 西方さんは同展審査員の「画面構成が特異で着眼点が素晴らしい」、「深遠な雰囲気がよく表現されている」といった講評に、「工夫が評価につながった」と喜ぶ。

 奨励賞を受賞した村井さんの「古木と清流の響き」は、支笏湖近くの美笛川を題材にした作品。「好きな旅の思い出を残したくて絵画を始めた。初めての賞でうれしい」と語る。

 市内の春日清水町総合福祉会館で月3回開かれる水彩画教室「四季の水彩会」で研さんを積んできた2人は「描きながら再び、旅の気分を思い出すのが楽しい」とし「(自分たちの作品を見て)絵を始めたい―と思ってくれる人が増えてくれたら」と口をそろえた。

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