2024年パリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は15日、東京・国立競技場発着の42・195キロのコースで行われ、男子は小山直城(ホンダ)と赤崎暁(九電工)、女子は鈴木優花(第一生命グループ)と一山麻緒(資生堂)が五輪代表に決まった。21年東京五輪8位の一山は2大会連続、他の3人は初代表。
雨中のレースで、男子は序盤から川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が独走。35キロすぎに後続の集団が吸収し、38キロ付近で抜け出した小山直が2時間8分57秒で制した。赤崎が9秒差の2位に入り、東京五輪6位の大迫傑(ナイキ)が3位、川内は4位。日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)は途中棄権した。
女子は鈴木優が2時間24分9秒で優勝し、一時はトップに立った一山が2位。細田あい(エディオン)が3位に入った。前田穂南(天満屋)は7位、鈴木亜由子(日本郵政グループ)は12位。
パリ五輪代表は男女とも残り1枠。来春までの指定大会で、設定記録を最も速いタイムでクリアした選手が選ばれるが、該当選手なしの場合はMGC3位が代表に決まる。(スタート時の気象=雨、気温14・5度、湿度62%)




















