小中学生を対象にした演劇塾「苫小牧アトリエシアター21」は、22日に市文化会館で開く「第21回苫小牧はすかっぷ演劇祭」に出演する。児童生徒6人が感情豊かに「クロコダイルとイルカ」を上演予定で、本番を間近に控え、通し稽古に熱がこもっている。
「クロコダイルとイルカ」は映画「じんじん」から生まれた、ドリアン助川原作の作品。クロコダイルが「アヤカ」と名乗るイルカと出会い、恋する場面から始まる。
6人は公募で集まった市内と白老町の小学3年生~中学3年生で6月に体を動かしたり、発声のトレーニングをしたりと練習に着手。夏頃からは台本の読み込みを始めるとともに、配役ごとの細かい動きなどを確認してきた。
6年前から演劇に携わり、役者も経験している青葉町の会社員種物谷実莉さん(20)が初めて演出を担当。通し稽古で児童らがそれぞれ役になり切ってせりふを吐くと「もう少しゆっくり」などと、活発にアドバイスする声も飛び交っていた。
昨年に引き続き、2度目の出演となる込山紬さん(8)=苫小牧西小3年=はイルカ役。「昨年は本番でせりふが一つ抜けてしまった。今回は頑張る」と気合十分だ。
クロコダイル役の石田柚貴さん(13)=登別明日中等教育学校1年=も「爪を表現するなど、これまでにない動きがある。当日は緊張に勝てるようにしたい」と意気込む。
種物谷さんは「子どもたちに分かりやすく説明し、認識をすり合わせていく作業が難しかった」と振り返りながら6人のチームワークは「申し分ない」と強調。「最後のカーテンコールでは、役者が自由に踊る場面もあるので注目してほしい」と呼び掛ける。
はすかっぷ演劇祭は、市民文化祭実行委員会と苫小牧はすかっぷ演劇祭実行委員会の主催。苫小牧読み聞かせ文庫活動連絡会による読み聞かせや、苫小牧南高校演劇部による「卒業式の前日に前日が前日を」などのステージもある。
当日は午後1時から開会式を行い、苫小牧アトリエシアター21は同1時15分に登場予定。入場無料。
















