陸上自衛隊北部方面隊の2023年度戦車射撃競技会が26日まで、恵庭市の北海道大演習場島松地区で行われている。道内すべての師団・旅団から39戦車小隊、隊員約450人が集結し、戦車砲と機関銃の実弾射撃を繰り広げている。
競技会は戦車の射撃能力向上、隊員の士気高揚などを目的に毎年開催。北部方面隊と同隊指揮下で戦車部隊中心の機甲師団・第7師団(千歳市)が、1年ごとに主催を交代しながら開いている。今年は20日に始まり、第7師団をはじめ、第2師団(旭川市)、第5旅団(帯広市)、第11旅団(札幌市)から90式戦車と10式戦車計約160両が参加している。
競技会は戦車4両で1小隊を構成。小高い丘から戦車砲を放つ稜線射撃では、大きさ2メートル弱四方やその半分の的を、2キロ以上離れた地点から射貫く。演習場内の一部は田んぼのようにぬかるむ中、戦車は波間をこぐ船のように車体を上下させながら、全速力で数百メートルずつ前進、後退しては的を次々と捉えている。戦車砲を放つたびに大きな火炎とともに、遠く苫小牧まで響くほどの大きな砲撃音が「ドン」と大気を震わせている。
















