落札総額22億7050万円 104頭を取引 ノーザンファームミックスセール    

落札総額22億7050万円 104頭を取引 ノーザンファームミックスセール    
最高値で落札された「パシオンルージュの2023」

 苫小牧市美沢のノーザンホースパーク(吉田勝己代表)は24日、主に安平町の生産牧場ノーザンファーム(同)の繁殖牝馬、当歳(0歳)馬を取引する2年目の競り市「ノーザンファームミックスセール」を開いた。取引は前年よりも5頭多い計104頭、落札総額は前年比約20%減の22億7050万円で、同牧場の吉田俊介副代表は「多数の購買をいただいた。(セール出身馬の)活躍を見守りたい」と強調した。

 国内競馬界をけん引する同牧場は、繁殖牝馬の血統を入れ替えようと、2019年から自前の競りを主催し、さらに昨年から当歳馬を加えた。生産馬は国内最大の競り市セレクトセールに出しているが、取引頭数が限られて価格も高騰しているため、独自セールでより購入しやすい環境を整えた。今年も国内外の馬主や牧場関係者が訪れ、約4時間にわたって競りを繰り広げた。

 当歳馬は、エントリーした全44頭が取引される落札率100%で、落札総額は15億2800万円。最高値は菊花賞・ジャパンカップ(G1)馬エピファネイア産駒の牡馬「パシオンルージュの2023」が8400万円で落札された。1頭当たりの平均落札額は3473万円で、前年を約1500万円下回った。

 繁殖牝馬は、上場65頭で落札率は92・3%、落札総額は7億4250万円。取引が成立せず売り主が引き取る主取は5頭。1頭当たりの平均落札額は1238万円で、前年を約330万円下回った。最高値は、キズナ産駒を受胎している牝6歳「ミアマンテ」の6200万円だった。

 吉田副代表は「(金額は)昨年よりも下がったが、定着するまでは仕方がない」と冷静に受け止めつつ「(当歳馬の競りは)2年目で慣れ、良い状態で出せた。来年はもう少し増やす余地がある」と説明。今年の菊花賞は、昨年の繁殖牝馬競りで取引された「モアザンセイクリッド」が生んだ「ドゥレッツァ」が制したとあり、「生産者の購買意欲は高いと感じている。今後も魅力的な馬を出していきたい」と話していた。

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