苫小牧市内の中学校4校の2年生15人が26日、苫小牧海上保安署を職場体験学習で訪れた。巡視艇の操縦など普段なかなかできない仕事を体験し、目を輝かせた。
4校は青翔中、光洋中、啓明中、開成中。いずれも社会的スキルを育てる目的で、総合的な学習の時間に同学習を市内の企業などで実施している。
同保安署では、生徒たちが署内で高崎繁映次長から海上保安官の業務について説明を受け、指紋採取や油の分解法を学んだ。
この後、巡視艇「りゅうせい」に乗船。操縦席に座って船を動かす訓練や潜水時に使う酸素ボンベの装着を体験した。テロリストなどの敵に対して身を守りながら制圧する方法も、海上保安官を相手にした訓練で学んだ。生徒からは「船が揺れる中でハンドルやボタンを操作するのは難しい」「(敵を制圧する訓練をした保安官は)ガタイがよくてパンチも強烈だった。相手が強いと制圧も大変では」といった声が聞かれた。
また、テロや密輸などの犯罪の取り締まり、荒れた海での人命救助が命懸けになる厳しさも再認識した。
青翔中の吉田柚香さん(13)は「なじみがなかった海上保安官という仕事についてよく分かった。海の安全を守ってくれて感謝している」と話した。高崎次長は「海上保安官の存在を知ってもらえただけでうれしい。将来の選択肢の一つになれば」と期待を込めて語った。
















