北海道学童軟式野球都市対抗戦2023は29日、とましんスタジアム=苫小牧市=で決勝が行われ、3大会ぶりの王座奪還を目指した苫小牧選抜は準々決勝で旭川東選抜に2―4で敗れた。優勝は6年ぶり頂点の札幌選抜だった。
大会には道内各地区の小学6年生で構成した選抜チームが集結。28日に開幕し、予選を勝ち抜くなどした31チームが出場した。胆振東部選抜は初戦で札幌に0―7で完敗。
優勝した札幌は12月に岡山県で開かれる西日本選抜学童軟式野球大会、準優勝の旭川東は佐賀県で開催される今泉杯西日本友好学童軟式野球大会、3位のオホーツク選抜は三重県のお伊勢さん杯PRIDE JAPAN全国選抜学童軟式野球大会の出場権を得た。
▽決勝
札 幌
02220―6
02000―2
旭川東
(五回時間切れ
(札)北島、加藤、晒谷―吉田
(旭)河嶋、神元、古屋、山本―小林
🉁菰田、宮崎、吉田(札)
▽3位決定戦 オホーツク4―3十勝・音更
▽準決勝 旭川東5―4十勝・音更、札幌4―0オホーツク
▽準々決勝
苫小牧
200000―2
01111X―4
旭川東
(苫)中岡、片桐―太田
(旭)北島、古屋―小林
🉀高見(旭)
🉁高見、古屋(旭)
🉂石崎(苫)
苫小牧は初回、1死満塁から石崎の二塁打で2点を先制したが、二回以降は毎回走者を出しながら得点につながらず。要所で旭川東の長打攻勢に押された。
オホーツク2―0帯広、札幌7―3岩見沢、十勝・音更6―0石狩
28日
▽2回戦
苫小牧
020212―7
000001―1
空 知
(苫)中岡、伊藤尊―太田
(空)遠藤、川音、谷内―川音、遠藤
🉁寺口、三浦(苫)
🉂三浦、目時(苫)
旭川東9―0後志、石狩7―0小樽、十勝・音更6―0千歳、帯広9―2宗谷、オホーツク8―0旭川西、岩見沢9―2桧山、札幌9―2室蘭
▽1回戦
苫小牧
1304―8
0000―0
名 寄
(四回コールド)
(苫)山田、伊藤尊、佐藤―山崎、太田
(名)岡本、福田、足立―橋本
🉁三浦、石崎(苫)
🉂寺口(苫)
胆振東部
00000―0
01204―7
札 幌
(五回コールド)
(胆)本間、春菜―福田
(札)河嶋、加藤―竹内
🉂林、三浦(札)
空知11―1留萌、後志2―1知床、旭川東7―0北見、石狩6―0恵庭、小樽4―3北広島、十勝・音更10―2士別、千歳5―4函館、帯広3―1富良野、宗谷10―2弘前、旭川西6―0日高、オホーツク10―3西胆振、桧山6―3網走、岩見沢3―1釧路
―苫小牧、先制も流れつかめず
苫小牧がベスト8で悔しい敗戦。山村監督は「長打にやられました。負けは仕方ないです。選手は全力でやったし、よく戦ったと思います」と話した。
初回に先制した苫小牧。「流れは良かった」が二回以降は細かいミスが失点につながった。先発の中岡は空知戦に続いて好投、連打を許さなかった。
2回戦まで好調だった打線は決定打が出なかった。太田主将は「チャンスに一本出なかった…」と声を絞り出すのが精いっぱいで、悔しさをかみしめた。それでも選抜チームをまとめてきた充実感は「みんなと楽しくできたと思います」と話していた。



















