ストレスの仕組みを理解できる名曲があります。1966年発売のヒット曲です。クイズだと思ってお考えください。
その仕組みとは、デートに誘われるという「出来事」に対し、どうしようと戸惑う「認知」が生じ、ドキドキする「ストレス反応」が起きるというものです。
過度なドキドキは心臓に負担がかかりそうですね。デートには行ってみればよいと思いますが、もし避けたければ、デートに誘われないようにする「出来事の回避」です。次に、「どうにかなる」と認知を変える。それもうまくいかない場合、リラクセーションなどで脈拍上昇を抑える|のようにコントロールします。
多くの場合、ストレスの原因「ストレッサー」は、出来事自体ではなく、「どうしよう」という「認知」です。ストレッサーを軽減するためには、「どうしよう」を減らすとよいのです。
それには、変えられることと、変えられないことを見極める、という姿勢も含まれます。他人の行動は、基本的には変えられません。変えようという努力や工夫はできても、最後に行動を選択するのはその人です。他人の行動が思い通りにならないからといって、ストレス反応を起こすのは避けましょう。
ストレスの原因は他に「変化」「脅威」「脅威の記憶」などがあります。大きな変化は一つでも大変ですが、中小の変化も数多く集まると心身に大きな負荷がかかります。
それぞれの負荷を数値で示したのが、「社会的再適応評価尺度」です。配偶者の死は100点、結婚が50点などとされています。参考値ですが、1年間の合計が300点を超えると、高い割合で心身に不調を来すと言われています。累計で高得点にならないように心掛けましょう。
冒頭のクイズの答えは山本リンダ「こまっちゃうナ」です。お分かりになりましたか?
(田中純・心理教育カウンセラー、イラストはカモシタハヤト)
















