中学硬式野球の苫小牧リトルシニアが、25日に開幕するJA共済杯第30回日本リトルシニア全国選抜大会(大阪市)に北海道代表として出場する。2年ぶり5度目の挑戦。チームカラーを「学年で隔てなく仲が良く、めりはりを持って取り組むことができる」と語る外野手の小川瑛斗主将(明野中2年)は「目標のベスト8まで強豪とも対戦する。全力で楽しみたい」と力を込める。
大会は、全国から集う64チームがトーナメント戦で頂点を競う。26日に1回戦を行い、6日間の日程で競技を行う。苫小牧リトルシニアは昨年10月、第50回秋季全道大会新人戦兼第40回麻生自動車学校杯全道大会で5位に入賞して、全国選抜の出場権をつかみ取った。大会は1、2年生の24人で挑む。
チームはここまで、苫小牧市内の王子製紙多目的練習場や駒大苫小牧高校の室内練習場などで練習に取り組みながら、準備を進めてきた。浜谷千春監督は「大会前にオープン戦を組んでいるので、良い内容で弾みをつけたい」考え。「(冬期間は)室内の練習がメインで、試合勘があまりなくミスが重なることもあるかもしれないが、1戦目から自分たちの野球を展開できるようにしたい」と語った。
投打の主軸は投手山口瑛大(平取2年)と捕手伊藤颯佑(富川2年)のバッテリー。山口は全道大会を振り返り、「ボールが浮いてフォアボールを重ねる場面があった」としながらも、130キロのストレートを武器に「ピッチングでチームに良い流れを呼び込み、攻撃につなげたい」と意気込む。
チャンスに強く、チームの4番を務める伊藤は「どんな場面でもしっかり打つ。(投手の)山口を支え、守るチームメートに声を掛けながら鼓舞していきたい」と闘志を燃やした。














