北海道財務局は、2024年1~3月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の業況判断BSI(「上昇した」と回答した企業の割合から「下降した」と回答した企業の割合を引いた数値)はマイナス13・2となり、前期(23年10~12月期)から11・1ポイント悪化。2期連続でマイナス水準となった。
製造業は前期から22・2ポイント下降したマイナス20・0。原材料価格の上昇が見られる「食料品」や不正事案の影響により生産が落ち込んだ「輸送用機械器具」が大幅に下降し、4期ぶりにマイナス水準に転じた。一方、非製造業は7・8ポイント下降してマイナス11・2となり、2期連続でマイナス水準となった。
製造業の業種別では前期から、汎用(はんよう)機械器具、生産用機械器具、電気機械器具の3業種で改善。食料品、木材・木製品、窯業・土石製品、鉄鋼業、金属製品、情報通信機械器具、輸送用機械器具の7業種で悪化。パルプ・紙・紙加工品と化学工業の2業種は横ばいだった。
非製造業の業種別では、電気・ガス・水道業、情報通信業、不動産業、サービス業の4業種で改善。農林水産業、鉱業・採石業・砂利採取業、建設業、運輸業・郵便業、卸売業、小売業、リース業、その他の物品賃貸業の8業種で悪化。金融業・保険業は横ばいだった。
企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期比1・6ポイント悪化してマイナス4・5となり、2期連続でマイナス水準に。中堅企業(同1億円以上10億円未満)も0・1ポイント下降してマイナス12・0となり、2期連続でマイナス水準。中小企業(同1000万円以上1億円未満)は19・3ポイント下降してマイナス16・5となり、4期ぶりにマイナス水準に転じた。
全産業の先行きについては、24年4~6月期はマイナス1・3、同7~9月期は7・3とプラス水準に転じる予想だ。
財務局では「季節的に1~3月期調査の先行きについては、多くの業種で上昇する傾向にあり、生産・売り上げ増加により景況感が改善する企業が多くなっている」と指摘。ただ「4月以降のエネルギー価格や物流コストの上昇を懸念する声が聞かれている」としている。
調査は2月15日を調査時点に、道内企業473社を対象に実施。385社から回答を得た(回答率81・4%)。
















