雇用創出、観光振興など提言 白老東高で地域探究学習発表会

雇用創出、観光振興など提言 白老東高で地域探究学習発表会
町を盛り上げる対策について発表した白老東高の1年生

 白老東高校(小川政博校長)は14日、1年生53人の地域探究学習発表会を体育館で開いた。町の活性化に向け生徒たちが調査・研究した雇用創出、観光振興、人口減少抑制策の提言を発表した。

 「総合的な探究」の授業の一環。雇用創出策では、農業などの分野で学生向け職業体験を増やすことを提案。人口減少抑制策では、工場誘致に力を入れることや白老港などに着目し物流に地の利を生かすことを訴えた。観光振興策では▽学校や空き家を起業希望者に使ってもらい活発にイベントを開く▽郷土料理を作って食べてもらう体験を増やす▽道の駅に温泉付きキャンプ場を作る―などを提言した。

 生徒たちは11班に分かれ、昨年10月ごろにテーマを決めた。今年1月には、白老おもてなしガイドセンターの岩城達己代表(69)と白老文化観光推進実行委員会の中村諭事務局長(67)に中間報告。この日は、2人から得た助言を基に内容を見直して発表した。

 岩城さんは「まちを思い、提案してくれたこと自体が素晴らしい」と語り、中村さんは「1月の発表以上に分析力や批評性が向上し、成長を感じた」と話した。

 同校はこれまで1、2年生が「総合的な探究」、3年生が選択科目「地域学」の授業で地域探究学習を行ってきた。4月からは全学年が「総合的な探究」の時間に、地域をフィールドにして学ぶ地学協働学習を進める。

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