複数の特殊詐欺事件で詐欺と窃盗の罪に問われている千葉県松戸市の無職今野レハン被告(22)の判決公判が19日、札幌地裁苫小牧支部であった。髙木博巳裁判官は、懲役2年6月(求刑懲役4年)の実刑判決を言い渡した。
判決文や起訴状などによると、今野被告は他のメンバーと共謀して昨年5月18日に苫小牧市内の当時80代の女性宅に孫や会社の上司のおいを装って電話し現金915万円を詐取。同日、札幌市豊平区の当時80代の女性宅に息子に扮(ふん)し同様の手口で150万円、同5月15日にも千葉県市川市在住の当時70代の女性に孫をかたり、350万円をそれぞれだまし取るなど5件の犯行に関与した。同4月26日には特殊詐欺で不正入手したキャッシュカードを使い、横浜市内のコンビニのATM(現金自動預払機)から現金を盗んだ。
髙木裁判官は被害総額が1665万円に及んだ点に触れ、「極めて多額。被害者らは老後資金などを失ったもので、処罰感情はいずれも厳しい」と指摘。一方、犯行グループ上位者の指示通りの行動で、実質的な報酬も受け取っていない状況から「上位者に都合よく利用されていた面があったことも否定できない」とした。
















