適量のキムチの摂取は肥満の抑制に関連すると、韓国の研究グループが発表した。
キムチに含まれる乳酸菌については、過去の動物実験から肥満抑制効果が報告されている。研究グループは、韓国人11万5726人(男性32%)を、1日のキムチの摂取量で(1)1食未満(2)1~2食(3)2~3食(4)3~5食(5)5食超―のグループに分け、肥満との関連を調べた。1食の量は白菜や大根キムチが50グラム、水キムチは95グラムとした。
解析の結果、肥満リスクを見ると、男性では(1)に比べ(2)(3)で低かったが、女性では(1)~(4)に差はなかった。男女とも(5)はリスクが高い傾向にあった。キムチの種類別では、白菜キムチは男性の(4)、女性の(2)(3)で肥満リスクが低く、大根キムチは摂取なしのグループに比べ、摂取量が平均的な男女(男性3・5食/週、女性1・5食/週)でリスクが低かった。
研究グループは「適度なキムチ摂取は肥満を抑えるが、大量摂取には注意」と指摘している。
(メディカルトリビューン=時事)














