身寄りのない高齢者や障害者への支援方法を考える研修会が18日、苫小牧市民活動センターで開かれた。ケアマネージャーや地域包括支援センターの職員ら81人が、人生の最終段階を見据えたサポートの在り方を学んだ。
市、市社会福祉協議会、とまこまい成年後見支援センターが主催。身寄りのない高齢者が急に入院することになったり、亡くなったりした際、本人や周りの人が困る事態を減らそうと企画された。3機関の職員によるプロジェクトチームが昨年、情報共有のツールとして「もしもシート」を考案しており、その活用方法などを考える場として研修会を重ねている。
この日は苫小牧東病院の緩和ケア認定看護師澤田真由美さんが、人生の最終段階で受ける医療やケアなどについて、本人と身近な人、医療従事者などが事前に話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」について解説。ACPは最期まで人としての尊厳を保ち、人生を全うする上で重要なプロセスであると強調した。
一方、国の調査によると、医療従事者やケアマネジャーはACPの重要性を認識しながらも、ノウハウ不足などからほとんど行えていないことが浮き彫りとなったと説明。「家族らが近くにいない身寄りのない人は、特に本人の意思確認を事前に行うことが必要。日ごろの会話の中でも確認することはできるので、ぜひ意識してほしい」と呼び掛けた。
研修会ではこのほか、参加者が14グループに分かれ、「もしもシート」の活用状況や使い勝手などについて自由に意見交換する時間も設けられた。
















