ビジット苫観光会議 食や港など4分野に力 振興ビジョン改定に向け

ビジット苫観光会議 食や港など4分野に力 振興ビジョン改定に向け
観光振興ビジョン策定に向けて意見を交換

 苫小牧市が2024年度に予定する観光振興ビジョン改定に向け、官民連携組織のビジット苫小牧観光会議(委員長・永井孝佳苫小牧観光協会専務理事)で議論が始まった。市は25年度からの取り組みで、▽食▽港▽産業▽サブカルチャー―の4分野で特に力を入れることを検討しており、委員もざっくばらんに意見を交換。今秋までに素案をまとめた上、同会議に諮って成案化する予定だ。

 18日に市職員会館で会合を開き、市が25年度からの取り組みなどを示し、委員8人が意見を交わした。市は「苫小牧の魅力」として8項目を挙げた上、「今後力を入れていきたい分野」として、苫小牧の特徴を生かせる▽食▽港▽産業▽サブカルチャー―の四つに絞ることを提案した。

 その上で各分野を組み合わせた体験ツアーを作り、商品化して誘客を図る考え方も示した。一例として食と港の魅力を詰め込む「大人も楽しめる苫小牧港見学ツアー」、とまこまいコスプレフェスタなどを参考に産業とサブカルチャーを融合させる「コスプレ産業観光ツアー」などを挙げた。

 委員からは「食のアピールはいいが、ホッキ貝も全国的に知名度が低い。手軽に食べてもらい、リピーターにすることが重要」「市民も港のことを知らない。荷役をはじめサプライチェーン(供給網)を見られるツアーを毎年実施しては」などの意見が出た他、市に対して「もっと横の連携を取り合って」と注文も出た。

 市観光振興課は「これまでのビジョンでは全般的に満遍なく取り組んでいた」と振り返り、「注力する分野や期間、ターゲットを絞り込むことで効果的に働き掛けたい」と意欲。8月下旬~9月上旬に素案を作り、同会議に諮って議論を深める考えだ。

 同ビジョンは市の観光振興の方向性などをまとめ、施策を体系的に展開しようと16年策定。当初はビジョンの目標として、22年度までに観光入り込み客数年間260万人などの成果指標を掲げたが、コロナ禍で達成が困難となり、24年度まで先送りしていた。観光入り込み客数は22年度、約213万人に回復している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る