70年以上にわたり、ひとり親家庭の支え合い活動を続けてきた苫小牧市の一般社団法人苫小牧風花の会が今年度の道の「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」を受賞した。時代が大きく変化する中、ひとり親への就労機会提供や親子を招いたレクリエーション企画などを展開し、子育ての孤立化を防いできた。
同賞は地域で子育て支援活動に取り組む道内の個人や団体、企業をたたえる道の表彰制度。今年度は同会を含め4団体が受賞した。
同会は1951年5月に発足。戦後の混乱期が長引く中、戦争で夫を亡くした女性たちが「わが幸はわが手で」をモットーに同じ境遇の仲間が助け合い、子どもの幸せを実現させるための活動を展開してきた。現在の会員数は210人。
市役所や市民活動センター、市教育福祉センターの売店運営を通じ、ひとり親の就労機会を確保。親子向けの日帰り旅行や中学生向けの学習支援、給付型奨学金に関する情報提供なども手掛けてきた。
毎年3月には、小学校入学を控えた子どもと親向けの「新入学お祝い会」を開催。今年も今月3日に市民活動センターで開いており、新1年生約50人と家族ら計130人が、とまチョップとのじゃんけんゲームなどを楽しんだ。
こうした切れ目のない支援活動が高く評価され、受賞に至った。今月8日、胆振総合振興局(室蘭)で行われた贈呈式には甲谷由美子理事長が出席。会員らは喜びに沸いている。
甲谷理事長は「人間関係が希薄になったとされる今の時代でも、親たちは人とのつながりを求めている」と強調。「受賞を励みに、これからも親同士がつながり、支え合う活動に力を入れていきたい」と述べた。
















