あすから今季初戦 男子プロゴルフ 新星に期待 石川ら存在感

ショットを放つ石川遼=2023年10月、大阪・茨木CC西

 男子ゴルフの国内ツアーが28日開幕の東建ホームメイト・カップでスタートする。11月28日~12月1日の日本シリーズJTカップまで24試合の予定。昨季の賞金王、中島啓太や2位蟬川泰果、3位金谷拓実が積極的に海外に出て行く中、新たに日本ツアーを引っ張るスターの台頭が期待される。

 昨季アマチュアとして史上7人目の優勝を遂げてプロに転向した杉浦悠太は、初めてプロとして迎えるシーズン。「賞金王は一つの大きな目標。賞金王になって欧州や米ツアーに挑戦したい」と夢を膨らませる。

 中島、蟬川と同学年の選手も粒ぞろい。昨季2勝の平田憲聖や、トップ10が6度で初優勝に近づいている鈴木晃祐らが主役となれるか。昨年の日本オープンでローアマチュアを獲得した岡田晃平も、中島らのようにナショナルチームで腕を磨いてきた注目のルーキーだ。

 32歳で通算18勝の石川遼は昨季、優勝こそなかったもののトップ10が7度、賞金ランクも10位と存在感を示した。45歳の谷原秀人も出場試合数は抑えめながら昨季2勝を挙げ、通算19勝。ともに過去11人しかいない通算20勝が間近に迫る中で今季を迎える。選手会長を務める谷原は「(引き続き)若い選手が活躍していくと思うが、ベテランも負けじと歯を食いしばって努力していきたい」と言う。

 3度目の賞金王を狙う今平周吾は、2連覇が懸かる開幕戦で好スタートを切りたいところだ。

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