住宅地3年連続上昇 商業地は28年連続下落 24年苫小牧市内公示地価

住宅地3年連続上昇 商業地は28年連続下落 24年苫小牧市内公示地価
苫小牧市の住宅地で最高値タイだった柳町4付近

 国土交通省は26日、2024年公示地価を発表した。苫小牧市内の平均変動率は住宅地が2・7%増、商業地が0・4%減だった。住宅地は3年連続の上昇で、東部地区が商業施設の集積や通勤の利便性で人気が高く、周辺地域にもその効果が波及。一方、商業地は28年連続の下落で、中心市街地の低迷が影響した。

 地価公示法に基づき国土交通省が公表する毎年1月1日時点の土地価格。1平方メートル当たりの平均価格は、住宅地(調査51地点)が前年比700円増の1万7300円、商業地(17地点)が100円減の2万7200円。工業地(13地点)は増減なしの1万円だが、「新開町3の9」が1・9%(200円)増の1万600円と上昇。残り12地点は横ばいだった。

 住宅地の上昇率は前年と比べて1・2ポイント拡大。上昇が25地点(前年比15増)、横ばいが18地点(同12減)、下落が8地点(同3減)。最高値は商業施設イオンモール苫小牧近くの「柳町4の15」、東部地区の「北栄町4の4」がともに4万1000円。上昇率は柳町が7・0%(2700円)、北栄町が13・9%(5000円)。胆振管内の住宅地トップはこれまで室蘭市だったが、上昇率が上回りトップに躍り出た。変動率の最大も周辺の「新開町1の4」で、上昇率15・7%(4400円)の3万2500円だった。

 市内の不動産鑑定士、高橋総生さん(59)は「物価高騰もあって、駅前中心部から西部にかけても、上昇する地点が出てきた」と分析。ただ、東部地区を中心に人気が高い現状について「30~40代の戸建てマイホームの購買力が限界に来ている」と今後の動向を注視する。

 商業地は3地点が上昇し、横ばいが5地点、下落が9地点。最高値はイオン付近の「柳町4の6」の4万5600円で、上昇率は1・1%(500円)。長らく空きビルになっている旧商業施設・苫小牧駅前プラザエガオ付近の「表町5の5」は4万4200円で、下落率2・6%(1200円)だった。

 苫小牧市を除く東胆振4町は住宅地、商業地がいずれも下落したが、厚真町の中心部や上厚真地区、安平町早来地区の中心部で、住宅地は上昇、横ばいの傾向。平均価格と下落率は次の通り。

 【白老町】▽住宅地(11地点)5000円、3・0%▽商業地(1地点)1万6100円、4・7%【厚真町】▽住宅地(6地点)5100円、0・1%▽商業地(1地点)1万1700円、4・9%【安平町】▽住宅地(7地点)4900円、2・2%▽商業地(1地点)9500円、3・1%【むかわ町】▽住宅地(2地点)9100円、3・7%▽商業地(1地点)1万2000円、4・8%

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